経済は大半の人生をつくる術である。経済の愛はあらゆる美徳の根源である。
『成幸の法則2021』2.13
Vol.1665
経済は大半の人生をつくる術である。経済の愛はあらゆる美徳の根源である。
<バーナード・ショー>
2022年、ついに学校でお金の教育が始まります。
具体的には、2022年から高校の家庭科で「資産形成」の授業をすることが決定しました。
日本の金融リテラシーは先進諸国の中でも下位に位置します。
高校からではなく、本当は小学校からしっかりカリキュラムに加えたらいいと思うのですが...
一つ疑問が浮かびます。
一体誰が教えるのかということです。
もちろん家庭科の先生でしょうし、
研修はしっかり受けて授業に臨まれるのでしょうが…
「やったことをないものを教えられるのか?」
というのが一番の疑問であり、不安です。
学習指導要領には、
「教育資金、住宅取得、老後の備えの他にも、事故や病気、失業などリスクへの対応が必要であることを取り上げ、預貯金、民間保険、株式、債券、投資信託等の基本的な金融商品の特徴(メリット、デメリット)、資産形成の視点にも触れるようにする。」
と、書かれていましたが、具体的に一体何を教えるのでしょうか。
お金は、人生をよくしていくためのツールです。
そのツールの、使い方、増やし方、手入れの仕方を学ぶには、実生活の中が一番です。
投資信託や株式、債券ということの意味を学ぶのでしたら社会科(経済)の授業の中で十分です。
本当の意味でリテラシーを高めるのなら実践をすること。
お金の授業が始まって、先生たちはもちろん教科書通りには教えられるのでしょうが、ちゃんと夢や希望を与えられるのでしょうか。
まぁ、そんな心配をしたところで何も変わりませんね。
いよいよ日本も若い頃から資産形成の力をつけないと、年金など公的扶助に頼れる時代ではないということです。
経済の格差が開く一方の現代。
私たちもうかうかしてはいられません。
目先の経済だけに目を奪われることなく、しっかりとお金と向き合うことはどの世代にも確実に必要なことなのですから。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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