万物は陰を負いて陽を抱き、沖氣以て和を為す。
『成幸の法則2021』5.25
Vol.1766
万物は陰を負いて陽を抱き、沖氣以て和を為す。
<老子>
清き水の流れは、その流れがあってこそのものです。
澱んだ水は腐ります。
流れる水は腐らないのです。
人の世もまた同じ。
家庭でも、職場でも、どんな組織でも、澱んだ環境で人の心が腐ってしまうのは、自然の摂理といえるでしょう。
水の流れが清濁併せ呑むように、私たちも風通し良く、氣の流れを保つことにより、善が広がり、悪を飲み込み、笑顔が増すと思うのです。
氣の流れを大切にしましょう。
氣を高めることを、自分の鍛錬の目標の一つに加えましょう。
東洋医学の考え方は、世の中の全てのものは、相反する二つの性質「陰」と「陽」のバランスです。
それは、まさに宇宙の法則。
一日を見ると、太陽の出ている「陽」と日没後の「陰」の時間帯。
こうした陰陽のリズムに逆らわない生活が、養生の基本で、氣を養うことにつながると言われます。
日の出が早い夏は午前五時半から六時ごろに起床。
朝食は「消化が盛んに進む時間帯」という九時前までに、一口三十回以上かんで食べること。
お薦めは玄米です。
私は発酵玄米を頂いています。
栄養価が高く、しっかりかむ習慣をつけるのにもってこいで、なおかつ腸に優しいからです。
太陽の出ている「陽」の時間帯は活発に動き、「陰」の時間となる午後七時以降は激しい運動を控え、夕食の量も少なめにし胃腸を休ませるのが理想です。
もう一つ、東洋医学の特徴は、根源的なエネルギーの「氣」、全身に栄養を運ぶ「血」、血以外の水分の「水」、この3つの要素で体を診ます。
日々の生活の中でどのようにこの「氣」「血」「水」の三要素のバランスを取り、澱みを無くしていくか。
実は遺伝子レベルでそれも解決できる時代なのです。
何千年もの間受け継がれてきた知恵が、科学でしっかりとエビデンスの取れる時代になりました。
時代の進化を享受しつつ、私たち自身がしっかり人生を歩む決意があれば、成幸は間違いない時代なのです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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