七歳の児童たちの読書量が、将来の世界における英国の位置そのものである。

『成幸の法則2021』6.15
Vol.1785
七歳の児童たちの読書量が、将来の世界における英国の位置そのものである。
<英ブレア首相>
極めて、卓見です。
「人物」を磨くための条件は大きく二つと言われます。
 
①.
優れた人物に私淑(ししゅく)する。
 
②.
魂のこもったすぐれた書物を読む。
子どもたちだけでなく、私たち大人も本を読まなくなったと言われて久しい現代です。
 
読書力の低下はそのまま人間力の低下につながるのです。
読書は心の食物、即ち心の滋養です。
身体を養うために毎日の食事が欠かせないように、心を豊かに養う栄養分として読書は欠かせない存在です。
あたかも自分の人生のような疑似体験から、様々な生きる知恵を獲得できるます。
また、読書により、常に自分に対する問題を深め、それにより正しい実践の出来る人間になることが可能です。
読書をし、そしてそこで得た心の栄養物を元に自分自身を内観し、日々の実践へ繋げるという繰り返しは、人間力を高め、また、深めるためのプロセスとも言えます。
幕末の志士の一人西郷隆盛が、二度目の島流しで、沖永良部島に流された時、三個の行李(こうり)を持っていった話は有名です。
その行李の中には八百冊もの本が入っていたそうです。
 
わずか二、三畳の吹きさらしの獄の中で、西郷さんはひたすら「言志四録」や「伝習録」などを読み、心魂を練ったのです。
そして、時代を動かす男になった。
かの時代には、読書が唯一最大の学びの環境だったのかもしれません。
最近売れる本は、占いか、ノウハウ本、サスペンスの類とのこと。
それは、娯楽の範疇を出ません。
また、読書でストレスを減らす「ビブリオセラピー(読書療法)」なるものも考案されています。
読書によって病気の治癒を図る心理療法の一つです。
自分の状態に適した本を読むことで、日々の生活実践をよい方向に変えたり、心身や心の苦痛を減らすなどの効果が期待できるそうです。
読書には様々な効果効能が期待できるのです。
是非良書と巡り愛いたいものです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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