月満つれば則ち虧(か)く
『成幸の法則2021』9.7
Vol.1867
月満つれば則ち虧(か)く
<史記>
「虧(か)く」とは、欠けるということ。
満月が過ぎた月はしだいに欠けていくのと同じように、人生は最盛期を過ぎたら、必ず下り坂になります。
ただ、人生の最盛期は、月の満ち欠けと同様何度か訪れます。
宇宙の法則の中に振り子の法則があります。
「陰極まれば、陽に転ず」ということです。
それは、リズムの法則と表現してもいいものです。
最盛期をずっと続けることは不可能ですが、最盛期を長く続けたり、次のピークをさらに大きなものにすることは可能です。
そのためのヒントは、「人と同じことをしない」です。
そして、「コツコツとことん」です。
ビジネスもまた然り。
飲食店などでも、その時ブームになっている店をやる人は、たいてい失敗します。
そのブームが最盛期を過ぎているからです。
結局、勝つ人は、倦(う)まず弛まず、流行に左右されずコツコツ努力を重ねる人。
愚鈍だと言われようが、目端が利かないと言われようが、愚直に目の前の事にとことん打ち込む人です。
もし、「自由な人生」を手にしたいのなら、経済から目を背ける訳にはいきません。
今取り組んでいる仕事や事業が、果たしてどれくらい世の中から必要とされているか。どれくらい競争相手がいるのか。
みんなが集まっている野原には、既に野イチゴはありません。だから、野イチゴがたくさんありそうな未開の場所を探すのが、豊かな未来を創り出すための秘訣です。
運を呼び込み、氣を集め、思いを一つに重ねていく作業が、チームマネージメントです。
左脳にはスキルアップの力が、そして右脳には創りたい未来を大きく描く力があります。
その特性を捉え、左脳と右脳のバランスを取りながら爆発力を最大化するのです。
今、自分の振り子はどんな方向に振れているのかをしっかり感じとり、その状況に応じた成幸プランを練る。
そんな幸動をチーム一丸となって進めていきたいものです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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