うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる
『成幸の法則2017』6.2
Vol.367
うばい合えば足らぬ
わけ合えばあまる
うばい合えばあらそい
わけ合えばやすらぎ
うばい合えばにくしみ
わけ合えばよろこび
うばい合えば不満
わけ合えば感謝
うばい合えば戦争
わけ合えば平和
うばい合えば地獄
わけ合えば極楽
<相田みつを>
兎角人の世は奪い合いばかりが目に付く。
「〇〇してあげたのに何もしてくれない。」こんな台詞が当たり前のように飛び交う。
ならば始めからしてあげなければ良かったのでは?と思いたくなるような台詞だ。
そもそもしてあげるという姿勢が鼻につく。
奪う(Take)のではなく、与える(Give)のだ。そしてわけ合う(Share)のだ。
世の中の不幸は奪うことから始まる。
大脳の旧皮質の中の、動物的本能とも言うべきこの「奪いたい」という思いとの闘いこそ、人類の倫理向上の道程に他ならない。
先の大戦の大きな教訓を得てもまだ尚世界中で争い事が絶えず、隣国ではきな臭い動きが私たちを不安にさせている。
国と国が向き合う時も、とどのつまりは小っぽけな人間のエゴや征服欲に始まるTakeの論理で火種が生まれるのだ。
日々の生活の中でも同様に、人間関係は常にTakeの危機に晒されている。
優しくなろう。
待てる人になろう。
痛みも悲しみも不安も分かちあおう。
わけ合えばやすらぎ。
わけ合えば感謝。
わけ合えば平和。
わけ合えば極楽。
そんな生き方を、是非とも私たちの当たり前にしようではないか。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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