余は生涯決して安逸愉楽を希望せず。
『成幸の法則2022』2.8
Vol.2021
余は生涯決して安逸愉楽を希望せず。
<五代友厚>
「ファーストペンギン」という言葉はご存知ですか?
海に飛び込み狩りに行く必要はあっても、氷の下には天敵のアザラシやシャチなどがいるかもしれないので、まさに命がけ。
群れの中で一番先に海に飛び込むのは誰か?とペンギンたちは戦々恐々となって海を眺めます。
そのうち1匹目が飛び込んだのを見届けて、海が安全な状態かどうかを判断し、他のペンギンたちも続いて飛び込みます。
その先陣を切った、ハイリスクを覚悟した1匹目のペンギンを「ファーストペンギン」と呼ぶのです。
ハイリスク・ハイリターンは、人間社会の生存競争にも通じる理(ことわり)でしょう。
ビジネスの世界では、かつて誰も足を踏み入れたことのない領域に挑むベンチャー企業の創業者や、イノベーションを引き起こすプロフェッショナルのことを、この勇敢な「最初の1羽」になぞらえて、「ファーストペンギン」と呼びます。
アメリカの学生のキャリア観で、最上位に「起業家」が挙がるのは、幼い頃から「人と同じでなく、ファーストペンギンを目指しなさい」という教育が徹底されているからだと言われます。
社会の進歩は、たくさんの「ファーストペンギン」たちがリスクを恐れず新事業に挑戦した結果なのです。
その勇氣はやはり讃えられることでしょう。
日本人は、「みなと同じ」「平均」といった概念で育った人が多いですから、「ファーストペンギン」が出現しづらい社会環境でしたが、これからは違います。
私の長女(小学3年生)のクラスでも、先生の質問に、一番最初に手を挙げる子どもを「ファーストペンギン」と呼び、讃えてくださっているようです。
長女も担任の先生から「ファーストペンギン」の意味を教えられ、勇氣を出して手を挙げ、「ファーストペンギン」と呼ばれたことを誇りに思っています。
素晴らしい教育です。
誰かが動いてからと、様子を見る人が多い現実社会の中で、事を起こす勇氣を持ちたいと思います。
いざというとき、「ファーストペンギン」のような幸動ができるよう、心がけたいものです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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