成功は運がよかったから、
失敗は自分に力がなかったから、
そう考えて経営をやってきた。 

『成幸の法則2022』4.4
Vol.2076
成功は運がよかったから、失敗は自分に力がなかったから、そう考えて経営をやってきた。 
<松下幸之助>
進歩が止まるとき、それは、「これでよし」と満足に浸ってしまうとき。
人生は進歩の連続でありたいものです。
そのためには、あと一歩、あと一歩と、常に向上心を持ち続ける事が大切だと思います。
誘惑はいっぱいありますが、人生の大きな目的は魂磨きだということに氣づけば、夜、無意味に遊び続けたり、朝、ぼんやりと寝坊を繰り返すことも無くなることでしょう。
満足すると進歩が止まる事があるのですが、「慢心」してしまっては、取り返しのつかないことにもなります。
自分一人で立てられる手柄など、ほとんどありません。
成幸者は、「成幸は仲間のお陰、失敗は自分の力不足」と考えています。
「慢心」とは、自惚れのことです。
天狗になるということです。
増上慢になることです。
その最大の欠点は、感謝を忘れ、だんだん人の忠告が聞けなくなっていくということです。上手くいった体験が「自信につながる」のは素晴らしいことです。
しかし、その理由を考えたとき、協力者の存在を忘れたり、感謝の氣持ちが薄れたりすれば、それは単なる「天狗の世界」です。
「慢心」は大変恐ろしいものとして、仏教では四大煩悩の一つに数えられます。
その「慢心」をどのように克服するか。
その唯一の方法は、自分には「慢心」があると認めることなのです。
なかなか認められない。そもそも自分が「慢心」していることに、なかなか、氣づかない。
ですから、「自己を観察する眼」というものを持つ必要があるのです。
そのために、日々自分と向き合う時間を作りましょう。
高校の時のバスケットボール部の顧問が、「負けには負けの理由が必ずある。それをひとつずつ潰していく。一方、勝ちにも負ける要素が含まれている可能性がある。だから自惚れるな。最大の敵は慢心だ。」と言っていたのを思い出します。
「慢心」することなく、常に自らを最大の批評家にして、客観的に自分を見つめていきたいものです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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