人と話をするときは、その人自身のことを話題にせよ。そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる。

『成幸の法則2022』5.21
Vol.2123
人と話をするときは、その人自身のことを話題にせよ。そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる。
<ベンジャミン・ディズレーリ>
私たちは人と話しているとき、ついつい自分の話をたくさんしたくなるものです。
しかし、自分の話ばかりしていると、
相手は辟易するのがオチです。
良質な会話をするためには、まず相手に関心を持ち、相手自身のことを話題にし、相手の話に耳を傾けるのが最上の方法です。
つまり「聞き上手」「しゃべらせ上手」になることです。
自分のことをわかって欲しいから、自分のことだけを話してしまうという氣持ちは理解出来なくないですが、相手のことを話題にすることで、結果自分のことも聞いてくれるという循環が生まれます。
相手がこちらの話に耳を傾けてくれるようになれば、様々なチャンスが生まれ、信頼関係も深まります。
コミュニケーションの目的は、自分の頭の中にあるイメージと相手の頭の中にあるイメージを「共有する」ことです。
この相手とのイメージの重なり(共有度合い)が深くなるほど、協働がしやすくなります。
そのためには、まず「相手を理解する」こと、「相手を受け入れる」ことが出発点となります。
相手がどのような状態にあるのか、どのような氣持ちなのか、どのようにメッセージを受け取ってくれるかなどを、しっかり確認しながら「傾聴」することを習慣化するのです。
実は、「聴く」ことが上手くなると、コミュニケーションの中でイニシアチブが取れるようになります。
それは決して自分の思うとおりに環境を支配するという意味ではなく、相手の納得を引き出し、1つの目的に向かうコンセンサスを創るという意味においてです。
基本的に、相手を力づくで動かす事は出来ません。
理詰めでも限界があります。
大切なのは互いの「納得」。
そして、理解し愛うという「信頼」です。
北風と太陽の寓話の通り、無理やりコート脱がせることはできません。
こちらの思いがしっかり伝われば、相手は必ず、笑顔で厚いコートを脱いでくれることでしょう。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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