恩を受けた人はその恩を心に留めておかなければならない。しかし、恩を与えた人はそれを覚えているべきではない。
『成幸の法則2020』9.15
Vol.1522
恩を受けた人はその恩を心に留めておかなければならない。しかし、恩を与えた人はそれを覚えているべきではない。
<キケロ>
コロナウィルスによる経済の大混乱は、これからどんどん表面化するでしょうね。
このような時こそ、家族や仲間同士の心の繋がりが大切なのです。
他民族からの迫害や政治的な動乱など、過酷な歴史を経験してきたユダヤ人や中国人こそが、家族や友人を「宝」だと考えています。
国や会社は、いざという時は全く頼りにならず、本当に頼りになるのは、血縁関係や信頼できる友人だけだという感覚を強く持っているのでしょう。
現代の日本人は、親戚付き合いを煩わしいと感じたり、友人も少ないという方が増えています。
日本の戦後は社会的に安定していて、安心できる暮らしが長く続きました。
結果として、孤立した人生を送ることが可能になったため、周囲と無縁で生きる選択肢が生まれたのです。
ですが、今こそ私たちは、これからの生き方を見直すべきではないでしょうか。
自分にとって、煩わしさの無い、居心地の良い環境の中だけで生きるのではなく、違う年齢、学歴、職歴、価値観を持った「異文化」の方と助け愛、支え愛うことで、絆を強くしていくことこそが、中長期的には自分の身を守るのです。
現在、たとえ経済的に豊かでも、誰とも本当の絆を繋いでいなければ、
そのお金が紙くずになった途端、周囲の人は離れていき、生きていくことさえできなくなります。
しかし、家族や仲間に信頼され、多くの方に愛されている人は、世界に何が起ころうとも、食事や寝床を必ず誰かに与えられて、助け愛、支え愛、生き長らえていけるのです。
ですから、まずは身近なところから、「恩」を送り、また、有り難く受け取り、その「恩」をまた誰かに送っていくことを大切にしたいものです。
やはり、感謝がベースです。
ありがとうの中で信頼も育まれます。
笑顔の向こうに幸せが広がります。
受けた恩を石に刻み、かけた情けは水に流しながら、恩を次の世代に送り続けましょう。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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