人を育てるには、3つの「き」が必要。まず「期待する」、次に「機会を与える」そして「鍛える」。人は期待されて、機会を与えられて、鍛えられることで育っていく。
『成幸の法則2021』2.19
Vol.1671
人を育てるには、3つの「き」が必要。まず「期待する」、次に「機会を与える」そして「鍛える」。人は期待されて、機会を与えられて、鍛えられることで育っていく。
<坂東眞理子>
ピグマリオン効果という言葉は聞いたことがありますか?
私は教師をしていた時にこの言葉に出会い、以来何をするにもこの効果を大切にしています。
リーダーとして誰かを導く立場になった人は、育成の大切さと同時に大変さを味わいます。
育成で一番大事なのは、「この人(この子)は伸びる人(子)だ」と本氣で信じることです。
そもそもピグマリオン効果の「ピグマリオン」とはいったい.....
ピグマリオンとは、ギリシャ神話に登場する王様の名前です。
神話には、自らが彫った女性像に恋をした人物として描かれています。
その愛が報われるように祈りつづけていると、女神がその祈りを聞き届けてくれ、女性像に命が吹き込まれ、2人は幸せに暮らしたという神話です。
「期待を持ち続けることでよい結果が訪れる」という神話と、「期待が相手に良いように影響する」という心理学的実験結果を結びつけ、ピグマリオン効果と名づけられたのです。
誰にでも持ち味がある、本領がある、可能性があるという、前向きな期待を持って育成に望むことが大切。
良い思い込みがあるかどうかが、相手の可能性を引き出すリーダーと、可能性を潰すリーダーの違いなのです。
可能性というのは、まだ表には出てきていないもの。
その可能性を信じられるかどうかは、その人を見る側(リーダー)にかかっています。
育成は根気です。
そして、信頼です。
育成する側の資質で、対象者の伸びは左右されます。
なかなか期待するレベルに至らない時は、リーダーが自問自答することが大切。
「自分は相手のことを信頼し、その可能性を信じられているか」と。
マニュアルでは真の育成はできません。
共に汗をかき、時間を共有し、認め愛、励まし愛、支え愛、学び愛、夢を語り愛う中で、人は成長するのです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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