いいかい、もし、良いと思ったらどうやろうかなどと決して心配するな。ねえ君、つまりは直感だよ。
『成幸の法則2021』3.25
Vol.1705
いいかい、もし、良いと思ったらどうやろうかなどと決して心配するな。ねえ君、つまりは直感だよ。
<チャールズ・チャップリン>
先日、アウトプットの大切さをお伝えしましたが、今日はまず、インプットについて。
私たちは様々な選択に関して、「直感」に頼ることがありますね。
この直感というのは「何も考えずに決める」ことではありません。
人間の脳は問題に直面した瞬間に、頭のなかに蓄積されている情報を高速でサーチし、最適な答えを導き出すようにできているのです。
つまり、脳科学的には、脳が最速で必要な情報処理を行った結果が「直感」です。
直感の精度はその人のインプットの集積で決まります。
だからこそ、日ごろから読書をしたり、さまざまなジャンルの人に会うなど、経験の幅を広げ、インプットの量を増やしておくことが大切なのです。
直感は、思考時間が最短の判断ですが、思考の時間が短くてすむのは、深く考える訓練ができているからです。
与えられたことしかしない。
自ら考える習慣に乏しい。
この二つは、インターネットが発達した現代の多くの人の特徴だそうです。
これでは、優れた直感は働かず、ますます人生の格差が広がるのは自明の理です。
インプットの質が直感の精度を決めるのですから。
そして、直感が働くときは、「なんとなく」感じるものです。
「なんとなく」この人とはウマが合いそうだとか、「なんとなく」違和感を感じるとか、胡散くさい、というように。
これは理屈ではありません。
理屈を超えたものだからこそ、AIやデジタルを軽く飛び越える判断を下すことができるのです。
誰でも、「わからないことを決めるとき」は、直感に頼るしかないのです。
未来のことは、実は誰にも分らないのですから。
「この人と結婚していいのか」「この会社に入っていいのか」「転職していいのか」…。
場数を踏み、失敗もし、歳を重ねて、直感の精度を高めるのです。
そして、はっきりと手にしたい未来を描くことで、冴え渡る直感がその未来を引き寄せます。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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