前進するための世代交代だ。

『成幸の法則2021』3.27
Vol.1707
前進するための世代交代だ。
<スティーブ・マクラーレン>
本日も世代間のギャップについて一考してみます。
マーティンセリグマンの5つの幸福の中で、何がいちばんピンと来ますか?
1.達成
2.快楽
3.意味合い
4.良好な人間関係
5.没頭
それにより、世代が概ね分かるとのことです。
2の「快楽」に惹かれてしまう世代は、1990年頃のバブル期に、社会人として、バリバリ仕事をしていた世代。
今の65歳以上。特に団塊の世代と言われるジェネレーション。
この世代は、1の「達成」にもこだわります。
その幸福の価値観が、1993年の経済学で言う日本のバブル崩壊以降、どんどん3.4.5の方向へシフトしているそうです。
即ち現代の35歳あたりから下の世代(この後下の世代と呼ぶ)は、給料が安くても、その仕事の「意味合い」がしっかり納得出来ていれば前向きに取り組むことが出来る。そして、「没頭」できることかどうかが大切なのだそうです。
そして、良好な人間関係を強く求めるあまり、ともすると「自分軸」で生きられない人が増加しているのです。
経済力ではなく、思考の方向や大きさの格差が拡がっているのも、下の世代の特徴。
Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏は既に世界の指折りの大富豪ですが、生活も身なりも質素。
彼は「世界をよりオープンで、みんながつながりあえる場所にする」ということに「意味合い」を感じ、仕事でもプライベートでもそれに向かって「没頭」しているのです。
そんな彼は36歳です。
家や車、生活は質素なものでいいから、「意味合い」がリッチなことにお金を使いたいという、「意味合いリッチ族」が世界中に増加しているとの事。
夢がないのではなく、「意味合い」を作る、そしてそれを大きく育てることが夢なのです。
「志」と言ってもいかもしれません。
経済的な成功に一喜一憂しているだけでは、なかなか「志」に目覚めることはありません。
世代を超えて、「意味合い=志」に生きる時代です。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

0コメント

  • 1000 / 1000