欠点は魅力のひとつになるのに、みんな隠すことばかり考える。欠点はうまく使いこなせばいい。

『成幸の法則2021』3.29
Vol.1709
欠点は魅力のひとつになるのに、みんな隠すことばかり考える。欠点はうまく使いこなせばいい。
<ココ・シャネル>
「魅力」とは何だと思いますか?
「魅」という漢字の成り立ちは、奇怪な頭部を持つ人の象形(鬼)と、木に若い枝が伸びた象形(未)から出来ています。
未という文字は「若い、まだ小さい、はっきりしない」といった意味を持つのです。
「魅」とはこの2つから出来ているのですが、未は”み”であると同時に、微”び”という意味もあり、微には「数の少ない、希少」、「好みが分かれる、微妙」といった意味を持ちます。
「魅」という言葉の本質には「正体不明、はっきり見ることのできない、あやしい、よくわからない、心を惹きつける」ということと、「数少ない、好みが分かれる」があるようです。
正体不明だから、怪しんだり怖がったりすることもあれば、よく分からないからこそもっと知りたくなるのです。
その惹きつけられるものの正体を、自分が好むものかどうか確かめたい。
それが「魅」です。
ちょい悪オヤジに惹かれる人がいるのは、もっと知りたい、見てみたいという感じでしょうか。
魅力とは落差なのかも知れません。
真面目そうに見えて、面白い一面を見せるときに魅力的だと思います。
つまり、真面目さの中に面白さがある。
茶道でも重いものを運ぶときには軽く軽い物は重く扱います。
陰の中に陽があり、陽の中に陰があるとき「美」が現れます。
これを先人達は、「中庸の美」と呼んできました。
善の中に悪があり、悪の中に善がある。
美の中に醜があり、醜の中に美が潜んでいる。
ヤンキーだった若者が、立派な経営をしている。
感情的に問題ばかり起こしていた人が穏やかな人格に成長する。
そんな人は、とてつもなく魅力的です。
私たちには、弱さや醜さや、悪が潜んでいます。
実は、それが私たちの魅力に大きく関わっています。
相反する両面を受け入れたときに、私たちは大きく成長できるのです。
あなたはどんな人に魅力を感じますか?
あなたの魅力は何ですか?
魅力的な人になりたいですよね。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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