このごろ「利己的な年寄り」が増えたのではないでしょうか。
『成幸の法則2017』2.6
Vol.251
このごろ「利己的な年寄り」が増えたのではないでしょうか。老人は「適当な時に死ぬ義務」を果たさなくてはなりません。
<曽野綾子>
高齢者の美しい生き方、老い方とは?
を綴ったエッセイ「老境の美徳」が好評な曽野綾子さんは、私の好きな作家の一人だ。
本の紹介に、
「日本社会と日本人の甘えの構造を浮き彫りにした、社会考察エッセイ」
とある通り、鋭い洞察力に基づいた歯切れの良いウィットに富んだエッセイ集である。
中でも彼女の同世代(彼女は85歳)に対する物言いは小気味いい。
私の30歳上なわけだが、いずれ迎える老境に対する覚悟ができる内容だ。
都心で昼間電車に乗っていると、高齢者の方の割合が非常に多くなっていることに気付かされる。
そこで感じることは、必ずしもポジティブなことばかりではない。
だから尚更自分のそう遠くない将来に思いを馳せるのだ。
やはり凛とした生き方をしたい。
そして、自分の生き方に矜持を持っていたい。
そのためには生きざまの見本、お手本を誰かに求め、自分の信念を不動のものにする事が大切なのだ。
人は皆必ず死を迎える。
どんな死を迎えたいかについても自分の中で明確なビジョンを持つこと。
それも成幸の重要な要素だと思う。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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