親子や夫婦で内面を語り合う習慣の乏しい日本では、多くの葛藤が未整理のまま押し殺され、次世代に伝達されがちだ。

『成幸の法則2021』8.31
Vol.1862
親子や夫婦で内面を語り合う習慣の乏しい日本では、多くの葛藤が未整理のまま押し殺され、次世代に伝達されがちだ。
<日本経済新聞コラム>
言わなくても通じ合えるという関係は、とても素敵な関係です。
しかし、それは人間関係の達人の領域です。
私たち凡人は、「語る」ことで関係を確認し、深めます。
勘違いしてはいけないのは、ただ会話をすればいいのではありません。
「語る」のです。
「語り愛う」のです。
語らずしてお互いの思いや願いを知ることは容易ではありません。
「語る」ことは、互いの関係性を高め、深めるためにとても重要な手段です。
語り愛う度に、互いの「重なり」や「相違点」が明確になります。
それが理解を深めるという作業です。
私たちは一人一人みんな違う個性があります。
みんな違ってみんないいのです。
その反面、共通点を探してホットするような側面も持ち合わせています。
故郷が一緒という共通点を見つけて、親近感を持つレベルに留まらず、もっと関係を深めるために語り愛うのです。
お金では決して求めることの出来ない人間関係は、人生の宝物です。
宝物の域に達するための手段の一つが、「語り愛い」なのです。
そして、もう一つ。「語る」ことの意義があります。
それは、相手に「語る」ことによって、自分自身の学びが深まるということ。
私たちの日常会話は、その殆どが「反応」です。
考えながら話すことは滅多にないのです。
「語る」という行為には、自分の思いがしっかり乗ります。
自分自身の口から出る言葉に責任を持つことが出来て、初めて「真の語り」です。
相手に語っている言葉は、全て自分の脳がキャッチしています。
自分自身にも語っているのです。
その「語り」で大切なのは、どこかの企業のCMにあるように、「そこに愛はあるんかい?」ということ。
相手を論破するためではなく、愛の言葉で語ることで、宝物の関係を築くことこそに意味があります。
みなさん、大いに語り愛いましょう。
今月もありがとうございました。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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