人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の山の中腹にある。
『成幸の法則2017』3.5
Vol.278
登山の目標は山頂と決まっている。しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の山の中腹にある。<吉川英治>
三國志や宮本武蔵で有名な吉川英治は、常に壮大な希望を作品の本質に据え、雄大な大河ドラマや人間模様を作品に仕立てた。
じっくりと読書をする人が減っているのは時代の流れでやむを得ないとは思うが、是非とも代表作の三國志などには触れてほしいものだ。
目指すものを持ち、目指しているその渦中こそに人生の生き甲斐があると、登場人物を通じ、随所に語られている気がする。
人はなかなか自分のために一生懸命になれないといった、不思議な面を持っている。
しかし、せっかくの人生だ。
生きる目的を持ち、そこに向かって本気で生きてみる価値は大いにあるはずだ。
山頂を目指し登りきった爽快感も得てみたいものだが、山頂を目指すその困難な山路を楽しむこともまた人生の醍醐味なのだ。
独りではなく、ぜひ仲間と共に夢への登山を楽しもう。
途中で遭難しそうになるかもしれない厳しい尾根道も、何度か目の前に現れる絶壁も、勇気を持って向き合おう。
そして、克服するのだ。
艱難辛苦を乗り越える旅こそが、楽しき人生そのものだということを、本気で味わってみようではないか。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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