小信を忽(ゆるが)せにせず、有事相済(すく)う 。

『成幸の法則2021』11.2
Vol.1923
小信を忽(ゆるが)せにせず、有事相済(すく)う 。
<安岡正篤>
忽(ゆるが)せにせずとは、どんなに小さな約束であっても、それをいい加減にせず、信義をつらぬくことが大切だということです。
私たちはともすると、口先だけの約束(?)をしがちです。
「そのうち一緒に食事でもしましょう」ですとか、「そのうち遊びに行きます」といった会話のことです。
何の氣無しに取り交わすこの類の会話は、「こんにちは」「さようなら」と同じ程度の挨拶言葉といってもいいかも知れません。
 
だからほとんどの場合、一緒にを食事をすることも、遊びに行くことも無いのです。
 
「そのうち」は永遠に訪れないということです。
 
ひどい場合には、そういうことを口にしたことを、 言った当人が忘れてしまっていることも珍しくありません。
私たちは、なんと「小信を忽せに」していることか。
やりもしないことを口にしているうちに、大切なことまでも疎かにする油断が生じます。
無意識に口から出る会話を、意識し直してみましょう。
どのくらい本心が語られているのか。
追従や、おべっか、忖度...
私たちが如何に胸の内と違うことを会話しているか。
改めて自分の言葉に責任を持つ意志を確認してください。
そんなことは当たり前のことなのに、その当たり前のことがなかなかできないのが現実なのです。
当たり前すぎると思えることの一つ一つを、、確実に実践していくことで、成幸の可能性が格段に上がります。
即ち、一瞬一瞬に「氣」を充実させるのです。
氣を抜く時も必要ですが、それは一人の時間にゆったりと持ちたいものです。
若しくは本当に腹を割った話のできる、正に「氣の置ける仲間」との時間に頭を空っぽにするくらいのゆとりを持ってください。
氣の抜けたぬるいビールのような生き方とはおさらばです。
自分自身の言動や幸動に、責任を持ててこそ「大人」なのですから。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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