高い徳を身につけた人は徳を意識していない。そういうわけで徳がある。 低い徳を身につけた人は徳を失うまいとする。そういうわけで徳がない。

『成幸の法則2021』11.20
Vol.1941
高い徳を身につけた人は徳を意識していない。そういうわけで徳がある。
低い徳を身につけた人は徳を失うまいとする。そういうわけで徳がない。
<老子>
赤塚不二夫 作「天才バカボン」は、ご存知ですよね。
この「バカボン」という言葉の意味を知っていましたか?
サンスクリット語の「薄伽梵」で、薄伽が徳、梵が成就の意味なのだそうです。
あのギャグ漫画の「バカボン」は「煩悩を超えた徳のある存在なのだ!」と作者の赤塚不二夫さんが、周りに伝えていたそうです。
そんな深い意味があったとは。
サンスクリット語といえば、インドでは公用語の一つです。
サンスクリットの意味は「完成された」「洗練された」ということだそうです。
日本語の「オタクの旦那お元氣?」のこの「ダンナ」という言葉は、サンスクリット語の「ダーナ(お布施)」が語源とのこと。
英語のドナーの語源でもあるようです。
三昧、馬鹿、娑婆、奈落、アバター、金毘羅、達磨、畜生...
サンスクリット語が語源のものはとても沢山あります。
それは、私たちが知らず知らず仏教に影響を受けている証でもあります。
現代の生活文化はアメリカナイズされていますが、実は何千年もの長きに渡り、私たちは大陸からの仏教の影響を受けてきたことが、生活の随所に見られるのです。
私たちが大切にしている「ありがとう」もまた仏教が語源です。
「有り難し」のウ音便活用形です。
神仏による奇跡に対する感謝の言葉が一般化したものです。
「いただきます」も、「もしもし」も仏教が語源です。
神様や仏様の存在をどの程度信じているかは、宗教的な話にもなりますから控えますが、大きな意味で「見えない力」ということでしたら、私はその存在を100%信じています。
冒頭のバカボンの「徳」も見えないエネルギーです。
そして、その「徳」を積むことの大切さを、私たちは実は魂の奥底から信じているのです。
善なるエネルギーを世の中に充満させられるよう、力を愛わせて参りましょう。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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