天理にかなう時、富貴来たる。

『成幸の法則2017』9.2 
Vol.459
天理にかなう時、富貴来たる。
<二宮尊徳>
人々のニーズや世の中の流れに一致した時人生は好転する。
自分の欲や望みを満たすためだけではなく、誰かの喜びを考えて行動すれば、豊かさや幸せが自然に舞い込む。
天の理(ことわり)は、誰にも平等だ。
ただし、世の為人の為に行動するほどに成幸のチャンスは数多く我が身に舞い降りる。
それもまた天の理。
もし貴方が経済に恵まれたければ、この天の理を味方にするしかない。
昨今の行き過ぎた個人主義(自分だけ良ければいい)は、大国間のやり取りにさえ垣間見ることが出来る非常に由々しき問題だ。
天は感謝を忘れない人の味方だ。
そして、愛を持ってすべてに接する意思に応える。
二宮尊徳は、身をもってその事を証明してみせた。
小田原藩で家老をしている服部十郎兵衛が、尊徳に服部家の家政の建て直しを依頼した。
尊徳が見事に服部家の財務を整理して千両の負債を償却した折、十郎兵衛は余剰金300両を贈ったが、尊徳は一銭の報酬も受け取らなかったという。
この評判によって小田原で尊徳の名前が知られるようになったとの事。
何か見返りを求めての行動ではなく、依頼主の喜びに応えることで自らの立場が自然と貴いものになったのだ。
なかなか真似のできることではないが、人の喜びが我が喜びとなる生き方が、富貴を引き寄せる。
そう信じて生きていこう。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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