待ち受けた夜明けは、何もそう遠いところから白んで来るでもなく、自分の直(す)ぐ足許(あしもと)から開けて行きそうに見えた。

『成幸の法則2022』6.23
Vol.2156
待ち受けた夜明けは、何もそう遠いところから白んで来るでもなく、自分の直(す)ぐ足許(あしもと)から開けて行きそうに見えた。
<島崎藤村>
「明けない夜はない」と言いますが、「闇」に負けてしまえば、その夜はいつまでも明けません。
宇宙には太陽のような恒星が「光」を放っていますが、対局は永遠の「闇」です。
私たちの心の中にも「光と闇」が存在します。
そして、時に「闇」は「光」を吸い込むほど強力なのです。
「夜明け」は、自ら発する「光」で創造する以外ありません。
わたし達は、いつそのことに各々の内なる世界で氣づくでしょうか。
私たちの内なる「光」のルーメン(光束)は、強く強く育てることができます。
「闇」に負けないその光束は、揺るぎのない自分の内側を鍛えることでのみ強くなります。
そのためにはまず「今、この瞬間」を生き抜くこと。
生まれてからずっと創り続けた、自分自身の全てなる世界が、「今、この瞬間」なのです。
瞬間、瞬間を創造することが人生であり、その瞬間、瞬間は確実にイメージ通りに創造することが可能です。
そのイメージが曖昧だと、「闇」に引っ張られます。
「闇」の存在を否定し「光」だけを望むアンバランスな観点では、成幸を引き寄せることは難しいのです。
「光」と「闇」は二つで一つ。
昼間が輝くのは夜の存在のお陰です。
しかし「闇」の中では幸動は出来ません。
だから、「光」の中で生きる信念と力が必要なのです。
「闇」に覆われて落胆する前に、「光」を素晴らしいと感じるに至る体験を創造する意欲を持つこと。
それは、未来の希望を描くことです。
そして、手にしたい未来を描き生きようとする、そんな尊い自分自身に対して、最上の賛辞を贈ってあげてください。自らへ「 光 」を向ける人。それが「 夜明け 」を 創ることができる人です。
本当に宇宙に意思があるとしたら...
本当に宇宙が愛で溢れているとしたら...
夜明けを創ろうという人に、力を注いでくれるに違いありません。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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