幸せなとき、人の身体と脳からは、前向きな経験をうながす化学物質、幸せの果汁と呼べるものが分泌されている。
『成幸の法則2019』6.25
Vol.1092
幸せなとき、人の身体と脳からは、前向きな経験をうながす化学物質、幸せの果汁と呼べるものが分泌されている。
<キャンディス・パート>
「幸せ」とは心の状態を意味するだけでなく、体の状態をも表します。
そして人間の体はもともと幸福であるように設計されているのです。
どんな強力な麻薬も、私たちの頭の中にすでにある化学物質(様々なホルモン)にはとうてい及びません。
脳の中では毎秒十万回以上の化学反応が起こっていて、多幸感を増す「薬」がいくつも製造されているのです。
「幸せの薬」の例をあげればエンドルフィン(鎮静作用があり、モルヒネの三倍の効果がある)、セロトニン(不安を鎮め、憂鬱を取り除く)、オキシトシン(結びつきの気持ちを生む)、ドーパミン(警戒心と喜びをうながす)などがあります。
これらはいつもすべての器官、すべての細胞に送り出されるように準備がされています。
脳内にある「薬局」は二十四時間営業で、好きな時にこれら「幸せの薬」を必要な細胞に供給でき、細胞が幸せになると私たち自身も幸せを感じるようになります。
多くの研究から、脳でつくられる幸せの化学物質は、日々の行動によって増やすことができることがわかっています。
例えば、歌を歌う。
リラックスできる音楽を聴く。
ペットをなでる。
子どもを抱きしめる。
庭仕事をする。
といった行動は、幸せの化学物質を増やしてくれます。
「ただ笑顔をつくる。」ということでさえ、その効果があるといわれています。
逆に、「顔をしかめる」と、コルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリンといったストレスホルモンが分泌され、高血圧や免疫機能の低下がすすみ、不安やうつ状態に対する抵抗力が弱まることがわかっています。
幸せの果汁をたくさん分泌できる生活を心がけて参りましょう。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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