自分が相手を疑いながら 自分を信用せよとは虫のいい話だ。

『成幸の法則2019』11.19
Vol.1230
事業には信用が第一である。
世間の信用を得るには
世間を信用することだ。
個人も同じである。
自分が相手を疑いながら
自分を信用せよとは虫のいい話だ。
<渋沢栄一>
「信用」と「信頼」という似たような言葉があります。
果たして、それぞれの厳密な意味をしっかりと抑えた上で、適切に使い分けることは出来ているでしょうか。
信用は過去の実績に対して生まれるもの。
対して信頼は、未来への期待であり、これから先を信じるということです。
すなわち信頼とは、過去の実績なども大切ですが、失敗も含めたこれまでのチャレンジをすべてひっくるめてその人のこれからを信じて、頼ることです。
まずは相手を信じることから始まります。
今日の名言の通り、それなくして自分を信じてくれとは虫のいい話です。
ただし、信用とは事実の積み重ねで生まれるもの。
そして一朝一夕には得られないものです。
例えば時間を守る。ですとか、約束を守る。言ったことは必ずやる。など、その人の姿勢が信用を作ります。
信用を付ければ、未来への信頼が大きなものになります。
期待をして頂くことは嬉しいこと、身の引き締まる思いのすることですが、本来信用が元になった信頼があればこその期待です。
言葉を正確に使ってみると、意味がしっくりと馴染むと思います。
信用取引とは言いますが、信頼取引とは言いません。
信頼関係とは言いますが、信用関係とは言いません。
信頼を裏切ったとは言いますが、信用を裏切ったとは言いません。
クレジット(信用)カードはありますが、トラスト(信頼)カードはありません。
そして、もしこんな言葉をかけられたら、どんな感じがしますか?
「知識や経験、実績が無い貴方を、まだ信用はできないですが、成長しようと日々努力を重ねている貴方の姿勢をとても信頼していますよ。」
信頼は相手を信じる愛の形です。
たくさんの大きな愛を頂けるように、日々信用を勝ち取る姿勢で生きて参りましょう。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

0コメント

  • 1000 / 1000