愛嬌というのはね、自分より強いものを倒す柔らかい武器だよ。
『成幸の法則2019』11.30
Vol.1241
愛嬌というのはね、自分より強いものを倒す柔らかい武器だよ。
<夏目漱石>
愛嬌や可愛げというのは、その人の宝物です。
愛嬌や可愛げがある人は、周りから可愛がられるので、情報や人が集まります。
逆に、上司や監督から可愛がられない社員やスポーツ選手には出番がありません。
それはつまり、どんなに力があっても、活躍できるチャンスや場を与えられないという事であり、スタートラインに立てないという事に繋がってしまいます。
だから、おべっかを使ったり、付和雷同するようでは、妙な話になるわけで.....
人当たりや愛想を良くする事に意識を向けることは大切ですが、そこに囚われすぎると「自分」を無くします。
あくまでも自然な振る舞いの中に、愛嬌や可愛げを備える事が理想です。
自分の感情と違う表現をすることは「感情労働」と呼ばれ、精神的なストレスの原因となります。
もちろん、仕事でやむをえない場面もありますし、不機嫌な表情をするわけにいかないこともあるでしょう。
しかし、「いい人」を演じて周りに気をつかい、愛想笑いをして、家に帰って一人になった時には疲労困憊……これでは自分の人生を生きていることにはならないでしょう。
「私は私」なのです。
それは、我儘勝手のススメではなく、「自分」というアイデンティティを大切に生きるということ。
そのためには、自分の価値基準や判断軸に自信をもてるようになる習慣の獲得が必要です。
その方法のひとつとして、私たちは「自分のすべての判断と行動の意図を明確にすること。」をしっかり意識して生活しています。
それにより、自分の価値基準が徐々にハッキリします。
つまらない愛想笑いではなく、心からの笑顔が愛嬌の良さに映るために必要なことは、自分の価値基準を確立させることなのです。
今月もありがとうございました(^^)
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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