人間は最も多くの人間を喜ばせたものが最も大きく栄えるもの。

『成幸の法則2020』2.10
Vol.1313
人間は最も多くの人間を喜ばせたものが最も大きく栄えるもの。
<徳川家康>
「自分は何を捧げることができるだろう。」
この問いを自分に投げかける時間もないまま、あっという間に時は過ぎていきます。
誰でも自分の身を優先的に守りたいし、人よりも先に良い思いをしたいものです。
でも、そこでちょっと立ち止まって、「この楽しみを、自分より先に味わってもらいたい人は、誰だろう」と考えてみるのです。
私たちは、自分の知らないところで、実に多くの人のお世話になりながら生きています。
その人に「どんな喜びを与えることができるだろうか」と、常日ごろから考えるようにしてみるのです。
すると、そう考えること自体が自分の喜びになります。
そして、人を喜ばせることが生きがいになっていきます。
そうなれば、しめたもの。
その姿に、周りの人は、「この人は、私のためにここまでのことをしてくれるのか」ときっと感動してくれます。
その感動記憶は、決してなくなることがないでしょう。
こうして、一人、また一人と、感動してくれる人が増えていったら、いつか必ず大きな幸せが自分に返ってくることでしょう。
こんなことができる人の人生が、豊かに、そして幸せになっていかない訳はありません。
中国に「先憂後楽(せんゆうこうらく)」ということわざがあります。
この意味は、「天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに後(おくれ)て楽しむ」というものです。
これは、「人の上に立つ者の心構え」を説くもの。
上に立つ者がどんな自覚を持って事に臨めば良いかを教えてくれる、とても素敵な言葉です。
先ずは周りの人に喜んでいただく。
人生もかくありたいものです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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