二つ道があったら厳しい方を選べ。
『成幸の法則2020』2.12
Vol.1315
二つ道があったら厳しい方を選べ。
<乙黒拓斗>
こんなお話があります。
旅人が一本道を歩いて来ると、あるところで道が二又に分かれていました。
右の道は、石ころの多い、細くて険しい道です。
これとは反対に、左の道は広くなだらかな道がずうぅぅっと続いています。
右の道を歩いていくのはたいへんそうですが、左の道は楽に行けそうです。
さて、自分が旅人なら、どちらの道を選びますか?
「そりゃあ、苦労しそうなたいへんな道より、楽な道を選ぶさ」
そう答える人が多いと思います。
しかし、左の広くなだらかな道の向こうには、とんでもない落とし穴が待っていました。
悪者たちがいて、旅人の荷物やお金を盗ってやろうと待ち伏せていたのです。
「旅人というのは、たいてい楽をしようと思っているものだから、きっとこっちの道を歩いてくるに違いない」
悪者たちの思惑通り、楽な道を選んだ旅人は、たいへんな目に遭いました。
反対に、あえて厳しい道を選んだ旅人はどうなったでしょうか。
険しい山道を登った先には、それはそれは美しい桃畑が広がっていました。
そして親切な村人が、おいしい桃を差し出してくれたのです。
旅人は思いました。
自分は厳しい道を選んだけれど、こんな素晴らしいことが待っていた、苦労してよかったと。
そして、このお話はこのように締めくくられます。
「神さまは、このように、『いろいろな苦しいことやむずかしいことを乗り切って、がんばろう』と思う人に対しては、いつもごほうびを用意してくれているのです」。
それを信じていると、「心はいつもおだやかで、悩んだり、焦ったりすることがなく、あのお空にうかぶ満月のような、きれいな生き方ができるのです」と。
楽ばかり考えることなく、険しい道を選ぶことも厭わず笑顔で顔晴り続けましょう。
きっと大きなご褒美が頂けるから(^^)
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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