君の立場になれば君が正しい。僕の立場になれば僕が正しい。

『成幸の法則2020』3.9
Vol.1341
君の立場になれば君が正しい。僕の立場になれば僕が正しい。
<ボブ・ディラン>
私たちは、自分は自分の目の前の事実を、ありのままに正確に見ていると思っています。
そして事実は世界に1つしかないと思っています。
私たちは生まれてからずっと「自分の視点」からだけ、自分の目の前のことを見てきました。
そして、周りの人たちも自分と同じように見ていると思っています。
ですから、自分がいいと思ったことは、相手も同じように受け入れるという錯覚が生まれます。
「周りの人たちも同じように見ている」、これは自分自身の思い込みでしかありません。
こんな経験ありませんか?
友人と一緒にエレベータに乗っていて、友人がふと「さっき降りたメガネの男の人、かっこよかったよね。」
「??? メガネの人? 男の人? かっこいい人? そもそも誰か降りたっけ?」
こんな会話です。
私たちは自分でも気がつかないうちに、「自分が興味や関心を持ったもの」だけに焦点を当ててそれを見ています。
焦点を当てて「見た」ものだけを「認識」しています。
そして、それが常識や価値観になっていくのです。
世界には自分とまったく同じ経験をしている人は一人もいません。
同じ経験をしていませんから、認識が違い、ものの見方が違います。
自分のものの見方と相手の見方とは違います。
見えているものが違うのです。
ですから、相手と自分の意見が合わなくても、「この人と私は見えているものが違うのだな」と思えば、意見が合わないことも納得がいくでしょう。
違いがあることを前提とすれば「違いをうめるにはどうすれば良いか?」と発想しますから、話の仕方、説明の仕方、相手の話の聴き方が変わってきます。
そして、お互いの理解が深まります。
私の立場になれば私が正しく、あなたの立場になればあなたが正しいのです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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