常識なんかにとらわれるな。
『成幸の法則2020』3.18
Vol.1350
常識なんかにとらわれるな。
<安田顕 父>
常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことである。
アインシュタインはこのように表現しました。
人間誰しも、育ってきた環境も培ってきた経験もばらばらなのですから、価値観が異なるのは当たり前のこと。
それらがぶつかった時、自分のコレクションを押し付け、相手を自分の「常識」に取り込もうとするのではなく、お互いにそのコレクションを見せ合い、それがどのようなものか知ろうとすることが大切です。
「相互理解」とは、そういう事です。
そして、あらゆる「常識」は個々のコミュニティによって異なるという大前提は、常に意識しておく必要があります。
即ち日本の常識は、諸外国の常識とは限らず、その逆もまた然りということ。
インターネットの発達で、ボーダレスの社会にはなりましたが、民族や宗教の違いで、考え方も、生き方も、その中で培われる常識も変わるのです。
しかし、ここで一番注意したいのが、「みんな」という発想です。
そのコミュニティの中では、マジョリティ(多数)であっても、マイノリティ(少数)の意見に本質が隠されている場合もあるからです。
多くの人の意見に耳を傾けましょう。
自分との違いをしっかり見極めましょう。
そして、さらに一歩進んで自分の常識も疑ってみる勇気を持ちましょう。
私たちの常識とは、自分が生きてきた中で、見聞きし、体験してきたことそのものです。
そして、自分が良しとして選択してきたものがミルフィーユのように積み重なり、常識という名の凝り固まった「垢」になっている可能性があります。
先日、OSを乗り換えるお話をしました。
古きよき時代の文化を守り継承するトラディショナルが悪いのではなく、新しい概念や文化を生み出す力を尊重することが必要なのです。
そのために私たちの搭載しているOSを、最新のOSにアップグレードする必要性を書きました。
柔軟に、さりとて「みんな」に流されない芯を持ち、頑固にならずに自分を貫く。
そんな整え方を大切にしましょう。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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