石臼に向かいながらも、丘の上を見なければならない。
『成幸の法則2020』7.7
Vol.1461
石臼に向かいながらも、丘の上を見なければならない。
<ドラッカー>
変化が早く激しい時代だからこそ、「本質」を見極める目を持ちたいものです。
物事の本質というのは、複雑なものではありません。
本当はとてもシンプルで、幼稚園の子どもでも理解できるもの。
シンプルなことを複雑にしている人たちは、決して成幸出来ません。
時代の転換期にあって重要なことは、変わらざるもの、すなわち基本と原則を確認することです。
それは、愛、感謝、笑顔、誠実さ、勤勉さ、といった生きる姿勢のことでもあります。
そして、今の時代において大切なことは、できるだけ大きな全体から導き出される「より本質的」なものです。
それが最も変わらないはずだからです。
人はどうしても目の前のことに意識が向きがちです。
しかし、目線を上げ、より大きく全体を捉えることで、その物事の本来あるべき状態を理解することができます。
今までの視点からは見えなかった物事が見えてくるということです。
そして、本来あるべき状態を想像することができるのです。
ドラッカーは今日の名言の通り、「石臼に向かいながらも、丘の上を見なければならない」と言いましたが、これは言い換えれば「パソコンに向かいながらも、宇宙の果てを見なければならない」ということです。(笑)
それは、正に「神の視点」です。
「鳥の視点」〜俯瞰的視点、
「虫の視点」~現場的視点、
「魚の視点」〜流れを読む視点、
を持ち、さらにそれを自由自在に操ることが出来る感覚です。
つまり、時間も、空間も、自由自在に移動できる視点です。
これにより、いま目の前に起こっていることについて、近視眼的にならずに、より「本質」を掴むことができるようになります。
よりシンプルに物事を捕えることで、成幸に向かう道筋がハッキリと見えてきます。
そこに、「神の視点」が加われば鬼に金棒。
「成幸」を複雑にしているのは自分自身なのです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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