結論を云えば、型をつくるには、稽古しかないんだ。

『成幸の法則2020』7.31
Vol.1483
型ができてない者が、芝居をすると型なしになる。
メチャクチャだ。
型がしっかりした奴が、オリジナリティを押し出せば型破りになれる。
どうだ、わかるか?
難しすぎるか。
結論を云えば、型をつくるには、稽古しかないんだ。
<立川談志>
今月も早、最終日となりました。
そして、今月も様々な観点で思いを記してきましたが、最終日の今日は、再度「型」についてです。
「型」は物事の「基本」です。
そして物事の成就には、「型」が必要です。
それは、何度も何度も数をこなす事により、自分のものにしていけるのです。
そして、「自分のものにする」とは、無意識下においてもしっかりと幸動することのできる状態のこと。
これは、「型」=「基本」習得のための、非常に自然なプロセスです。
この「型」の先にあるものが、何度かお伝えしている「守・破・離」です。
「守」は弟子が師匠の教えを忠実に守る事。
「破」は、「守」を守りながら自分の個性やアイデアを加えて洗練させていく段階。
「離」は、「守」「破」から離れて、独自の境地に臨む段階です。
 「この人!」と思ったメンターの真似を、とことんしてみる事です。
私自身もとあるメンターを、話し方、歩き方、所作、癖、考え方、など、全て真似をしてみた時があります。
不思議と全てを真似しだすと、考えている事や思っていることまで感じ取れるようになるのです。
それは、心理学的には「ミラーリング」と言います。
つまり「守」とは、メンターの心までも真似してしまう事であり、メンターの魂を受け継ぐ事なのです。
どんな世界のプロフェッショナルたちもスランプに陥ります。
そのスランプから脱する唯一の方法は、基本に戻ること。
そうすると、何がいけなかったのかが見えてきますが、「型」「基本」がない人は、それが見えてこないのです。
現代は何でもマニュアル、そしてネットでググってコピペです。
それではしっかりとした「型」が身につくはずがありません。
石の上にも三年です。
学ぶ方も忍耐の三年ですが、座られている石も我慢している三年、ということを忘れずに、今取り組んでいる道の「型」を体に染み込ませましょう。
今月もありがとうございましたm(_ _)m
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

0コメント

  • 1000 / 1000