天が人に大いなる任を降そうとする時、必ずまず、その心志を苦しめ、その筋骨を疲れさせ、その体を飢えさせ、その身を窮乏させ、行う事為す事に幾多の障害を与える。
『成幸の法則2021』4.10
Vol.1721
天が人に大いなる任を降そうとする時、必ずまず、その心志を苦しめ、その筋骨を疲れさせ、その体を飢えさせ、その身を窮乏させ、行う事為す事に幾多の障害を与える。
<孟子>
昨日に引き続き、仏教の教えから。
「安心立命」という言葉はご存知ですか?
「心を安らかにして身を天命にまかせ、どんなときにも動揺しないこと。」
という意味ですが、言うなれば、「運を天に任せる」ということです。
安心立命を体現するのは、決して容易なことではありません。
3次元的な理解で言うなら、「これだけ努力したのだから、その結果はあとは天に任せる。」となりますが、私たちがしっかり理解しないまま使っているのは「天」ということです。
それは、正に「見えない力」のこと。
顕在意識では繋がりえない、「宇宙の力」のことです。
自分の中にスペース(余裕)がないと、宇宙(スペース)とは共鳴できません。
私たちは、顕在意識に浮上してくる自分の願望や思考を超えた、不思議な体験をすることがあります。
特に、ふわふわした状態や思考で物事をジャッジしている時には、決して起こりえない「不思議な体験=引き寄せ」です。
私たちは自我に目覚めた存在ですが、同時に手放したものが自然と一体になる力です。
頭で考えて人生の全てが形作られているのではないという現実を、なかなか受け入れられないのです。
人知の及ばない体験はどんな人にもあるはずなのに。
だから、自分の「本当の気持ち=潜在意識」とダイレクトにつながっている天の采配に、任せた方が賢明な時もあるのです。
そんな境地が「安心立命」です。
かねてより、私たちの先達は「天の力」を感じていたのです。
様々な言葉にその事実が現れています。
「お天道様は見ている。」
これなどは、まさに見えない力が、私たちの生き様をしっかり見守っているということです。
しっかりと地に足をつけて日々を過ごす中で、何が起きても動揺せず、日々の願いが必ず叶うことを信じて生きていく。
そんな誓いを立てましょう。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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