悲観的に準備し、楽観的に対処せよ。

『成幸の法則2021』4.19
Vol.1730
悲観的に準備し、楽観的に対処せよ。
<瀬島龍三>
これは、コロナ禍の実話です。
 
彼女は、容姿端麗。
頭もよく、コミュニケーション力も高く、学歴においても国立大学をストレートで卒業した、いわばハイスペックと呼ばれる女性です。
 
「航空会社で働きたい。」
 
彼女は、大学生の頃からそんな夢を持っていました。
 
本氣で就職活動を行い、彼女の努力は実り、無事、夢見た航空会社へ就職。
 
最初はすごく楽しそうな社会人生活をSNSにアップしていた彼女ですが…新型コロナが航空業界を襲います。
 
飛行機が飛ばない。
空港に人も来ない。
そんな状況ですから、彼女の仕事は激減。残業もできなくなりました。
 
手当を含めて、30万円近くあった
彼女の月給は、20万円、15万円とどんどん下がり…とうとう、月給9万円に。
 
「そのうち元に戻る」
 
給料が下がっただけではなく、自分の本来業務ではない雑務のようなことをさせられてもなお、耐えしのんでいた彼女ですが…
 
時間が経っても元に戻る兆しは見えません。
ワクチンが打たれ始めたとはいえ、
現場が元に戻ることとは別問題。
 
「もう無理…好きで入った会社なのに、これじゃ生活ができない…」
 
貯金の底が見えてきた彼女は、ついに先日、この航空会社を退職しました。
フィクションではなく、事実です。
誰もが知るような大企業での、これが現実なのです。
 
このようなことが、当たり前のように起きているのが「今」なのです。
経済的な手当は、体の健康と同じで元氣なうちから始めておくことが大切です。
何かが起きて立ち行かない状況からでは、なかなか良い手が打てません。
この未曾有のコロナ禍でも業績を伸ばしている企業はあります。
私たち個人個人も、現状を嘆き、不安を膨らませているだけでなく、いざと言う時のための一手を打ちましょう。
そして、幸動です。
 
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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