自分自身に命令することのできない者は、他人に服従することになる。

『成幸の法則2021』5.31
Vol.1772
自分自身に命令することのできない者は、他人に服従することになる。
<フリードリヒ・ニーチェ>
私たちを取り巻く世の中の進歩は、想像を絶するスピードです。
 
それに伴い経済構造や社会構造も大きく変化しています。
かつては常識だったことに囚われすぎると時代とうまく噛み合いません。
そして、そこに追い打ちをかけるように襲ったコロナ禍。
 
経験したことがない事態を前に、困惑しつつも必死に前進を続けるための試行錯誤を、私たちは余儀なくされているのです。
そんな激動の時代において最優先されるべき個人の資質は、自分で考え、判断し、幸動できること。即ち「自律」です。
同時に、世の中はグローバル化と多様性が加速しています。
地球単位で物事を考えることが当たり前の時代になってきました。
 
どうやったら地球環境を守れるか。
 
どうやったら飢餓をなくせるか。
 
どうやったら紛争をなくせるか。
 
そういったことをグローバルな目標で考えていくことが求められるようになります。
 
そのためにはまず多様な考え方や特性を認め、他者を「尊重」するという資質を持ち合わせることが大切です。
日本の若者で「自分を大人だと思う」と答えた人はわずか3割弱だそうです。
 
中国の約9割、欧米の約8割と比べると半分にも達していません。
「自分は責任がある社会の一員だと思う」と回答した若者は、他国が軒並み9割近いなかで、日本だけ過半数に届いていません。
「自分で国や社会を変えられると思う」と答えた若者はわずか約18%。
「社会課題について、家族や友人など周りの人と積極的に議論している」若者は約27%という低さです。
「自分の国の将来についてどう思っていますか」という問いに対して「良くなる」と答えた若者はわずか9.6%で9ヵ国中最下位。
あまりに悲しい結果です。
自分で考えない。何をするにも指示を待つ。正解を探す。方法を求める。マニュアルを頼る。
これが日本の教育を受けてきた結果です。
何歳からでも間に合います。
自分の頭で考え、自分で判断し、他者を受けいれ、様々な視点を持ち、自らの責任で生きていく。
そんな「自律」した大人になりましょう。
今月も、ありがとうございました。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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