『日にち薬(ひにちぐすり)』

『成幸の法則2017』1.25 
Vol.239
どんな悲しみや苦しみも、必ず歳月が癒してくれます。そのことを京都では『日にち薬(ひにちぐすり)』と呼びます。時間こそが、心の傷の妙薬なのです。
<瀬戸内寂聴>
人間には忘れるという能力が備わっています。
これは、神様が与えてくれたとても重要な能力です。
脳の機能が侵されて覚えられない状態とは違い、心の痛みも、悲しみも、不安も時間とともに薄まり、いずれは必ず前向きに生きるようプログラムされているのですか。
日にち薬とは良く言ったもので、まさに時が私たちの心をの傷を癒してくれる一番の妙薬なのかもしれません。
信頼する仲間にどんなに愚痴を言ったところで、どんなに素晴らしい本を読んだところで、やけ酒をしたところで、泣きわめいたところで、つらいものはつらいし、悲しいものは悲しいわけで。
とても辛そうな相手に何を言っても、言葉が本来持つ意味は軽くなってしまうし、全く意味をなさないことだってあるのです。
人生に起こる様々な出来事は決して平等ではないかもしれませんが、時間だけは平等に流れていきます。
だからこそ日にち薬は、誰もが平等に持つことができる妙薬なのではないでしょうか。
もし自分の身に辛いことが起こっても、覚えておきましょう。
ヤケを起こしたり、卑屈になったり、自暴自棄になるようなことはせず、日にち薬という妙薬で楽しい日々に戻れることを。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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