人工知能の進化は、人類の終焉を意味する。
『成幸の法則2021』8.3
Vol.1834
人工知能の進化は、人類の終焉を意味する。
<スティーヴン・ホーキング>
現代は、遺伝子医学とでもいうべき新しい分野が発展しています。
ガンをおこす遺伝子や精神病をおこす遺伝子が次々と発見されています。
もう遺伝子診断ができるところまで進んでいるのです。
このような研究は、「進化学」の新しい分野と言えます。
形態レベルの進化、つまり姿や形の進化を超えて、行動や知覚、精神作用まで含めて進化が見えてきているのです。
将来的な話をすれば、進化的なアプローチを用いて工学的な応用をはかる遺伝子進化工学や、医学的な応用を目的とする遺伝子進化医学、また農業生産や品種改良へ向かう遺伝子進化農学、というような新しい分野が発展すると言われています。
それらの研究をさらにおしすすめると、「未来進化予測学」といったような、進化を予測する科学が可能になるそうなのです。
現実的な問題でいえば、たとえばヒトの百万倍で進化するウィルスが、どう進化するかを予測することができます。
こういった研究が進んでいけば、ヒトの未来もSF的ではなく科学的にきちんと予測可能になるわけです。
ダーウィンの唱えた進化学では、偶然に生じる「突然変異」こそが、進化メカニズムを起動させるものだと言われています。
そして、現在では、ダーウィンの説に、遺伝子を付け加えたものが定説となっているそうです。
「進化学」において生き残る種は、「今は役に立たない突然変異を多くもつこと」であり、「非効率で無駄の多い」種が生き残るといわれています。
あまりに「今」に最適化すると、思わぬ状況になったとき生き残れないとのこと。
だから、無駄も含めた多様性が必要となるわけです。
その時の状況に一番効率的であろうとすると、想定外の天変地異や、ウィルスや未知の病気が発生した時に全滅してしまうのです。
つまり、「遊び」という余裕の部分がないからです。
「みんなちがって、みんないい」
まさに、多様性が人類を救うのです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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