「何を話したか」は忘れても、「何を感じたか」は一生残る。
『成幸の法則2021』9.24
Vol.1884
「何を話したか」は忘れても、「何を感じたか」は一生残る。
<マヤ・アンジェロウ>
自分自身の意図がしっかりしていない限り、私たちは、相手の言ったことや行ったことなどほとんど覚えていないものです。
でも、その人と接したとき、どんな氣持ちになったかは、たいてい覚えているものです。
正しいことを振りかざしたところで、人の心は容易には動きません。
何かに感じ入ってこそ心は目を覚まします。
それが、「感動」です。
心理学でいうところの「確証バイアス」と呼ばれる現象があります。
バイアスとは偏りということですが、人間には「自分の考えを支持する情報ばかりを集め、それに反する情報を無視する」傾向があるのです。
ですから、「相手が興味のある情報」でなければ、受け止めてはもらえないのが当たり前です。
つまり、雑談や会話をうまく進めたいと思うなら、「自分」が「投げやすい球」ではなく、 「相手」が「受け取りやすい球」を投げることが大切だということです。
「相手の心の扉」を開けたいのであればまずは、自分というカギを「相手というカギ穴」 に合わせることが重要なのです。
カギ穴は、決して自分に合わせて形を変えてはくれません。
コミュニケーションの主役は、自分ではなく、相手だと思って相手の興味や関心を引き出すことが出来れば、一氣に信頼関係も深まります。
相手に付和雷同したり、おべっかを使ったり、日和ったり、自分を卑下したりと、本氣のコミュニケーションから程遠い関わりをする人が案外多いものです。
成幸は、相手の喜びを創り出してこそ手にすることが出来る境地です。
相手とは、縁ある全ての人のこと。
喜びの範囲が広がるほどに、豊かな未来が現実のものとしてはっきり浮かび上がります。
誰と一緒に人生を歩みたいですか?
その人たちとどんな未来を創りたいのですか?
互いの氣持ちを深いところで感じ愛いながら、自分自身の人生を鮮やかに開花させましょう。
自分のペースを決して押し付けることなく、さりとて自分の思いを伝えられる、そんな意識で縁ある人と向かい愛いたいものです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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