「こうあるべきだ」という思考からは、柔軟な発想は生まれないのだ。当たり前の中に隠された物を探り出そうという発想が、固定観念を打破するもとになるのである。

『成幸の法則2021』10.5
Vol.1895
「こうあるべきだ」という思考からは、柔軟な発想は生まれないのだ。当たり前の中に隠された物を探り出そうという発想が、固定観念を打破するもとになるのである。
<谷川浩司>
経験が豊富だから必ず上手くいくとは限りません。
もちろん、「その道」のことはよく知っているのは当たり前。
いや、知っていると思い込んでしまっているのかもしれません。
それにより融通が効かなくなってしまっては、本末転倒です。
どんな業界でも融通の効かない人は、多くの「固定観念」や「思い込み」という先入観を持っているものです。
 
先入観とは、過去に知った知識に基づいた、固定的な観念や思い込みのこと。
 
困ったもので、それは、大人になればなるほど増えていきます。
今までの経験から、「それはできない」「無理だ」「昔やってみたがダメだった」と、新しいことに挑戦しようとしなくなるのが過去に捉われた状態。
 
それは、「アンコンシャスバイアス」といいます。
 
「アンコンシャスバイアス」とは、「〇〇はこうすべきだ」「男はこうあるべき」等々の、無自覚の固定観念や決めつけのことをいいます。
 
狭い分野しか知らない人、同じ仕事しかしてこなかった人、交友関係が狭い人に多いと言われます。
ダイバーシティ(多様性)に欠けた人は、新しい時代から取り残されます。
時代の流れを感じ取りましょう。
取り巻く環境の変化に敏感になりましょう。
まったく違う分野の異業種の人と協業することなどを通じて、固定観念を打破するのです。
他にも、違う世代の人と接することや、常に素人の頃のように考える柔軟な発想と素直な意思が、ダイバーシテを認める信念に繋がります。
付き合う人や環境を変えることに抵抗があるのなら、既に「アンコンシャスバイアス」が強くなっているかもしれません。
過去の経験を強みに変えるには、今と柔軟に向き合う必要があるのです。
新しい時代を豊かに生き抜くために、先入観や固定観念を壊し、自分の見方や考え方の枠を広げることができる人になりたいものです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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