笑って死ぬためには、今を一生懸命生きるしかない。

『成幸の法則2021』11.17
Vol.1938
笑って死ぬためには、今を一生懸命生きるしかない。
<辰吉丈一郎>
何歳くらいから人生の晩年を意識するようになるでしょうか。
言い方を変えるなら、晩年を意識せず
日々を精一杯走り抜けている時を、「若い時」と呼ぶのかもしれません。
人生の晩年とは、辞書によれば「一生の終わりに近い時期」とありますが、その意味では晩年こそが、幸せの集大成であったなら、悔いのない人生なのでしょう。
そして、その晩年を決めるのは、きっと「今」なのです。
「今」を懸命に生きてこそ、「今」を笑顔で生きてこそ、「今」を感謝で生きてこそ、人生の晩年を幸せ色に染められるのだと思います。
私たちは「今」しか生きることができません。
お釈迦様は「過去のことをくよくよするな、未来のことを思い煩うな」と話されたそうです。
過去を追わず、未来を不安視しない。
「今」を懸命に生きながら、輝く未来を描くことが、未来志向の生き方なのです。
「今」という、この一瞬一瞬に心をこめて、真剣に生きていくのです。
これが、言うほど簡単ではありません。
何が懸命なのかさえ分からないまま、時間ばかりが過ぎていくのですから。
今日、自分は何をすればいいか、どう生きればいいかを考えて、日々を生きる習慣を身に付けたいものです。
仏教には「無常」という言葉があります。
これは、決して悪い意味ではありません。
常(つね)が無いとは、二度と同じことは起きない、二度と同じ時間はやってこない、つまり、同じ状態は続かないということです。
ずっと雨天が続かないように、咲いた花も必ず枯れて散るように、そして、私たち人間に生死があるように、目の前のことは移りゆくのです。
新型コロナは落ち着いているようですが、コロナ前の世の中と同じ状態にはどうやら戻りそうもありません。
「今」に安住することなく、「今」がこのまま続くと過信することなく、自ら変化を起こして晩年までをも笑顔で楽しむこと。
成幸人生とは、そんな積極的な生き方の人にこそ、もたらされるに違いありません。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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