利他の心を判断基準にする。

『成幸の法則2021』12.16
Vol.1967
利他の心を判断基準にする。
<稲盛和夫>
教える側も、教えられる側も、いつも一対一で向き合うつもりが大切です。
例えば、100人の聴衆の前でお話をするときは、目の前の一人にじっくり語りかける氣持ちが大切であり、また、100人の中で語り手のお話を聴くときも、自分に直接語ってくれているつもりで聴くことが大切だということです。
常に一対一の関係として、周りの人との関係を作り出していけば、得るものが多くなるはずです。
特に、何かの講演会などに参加する時は、一番前の席に座り講師の先生と、一対一の関係でお話を聴いてみてください。
その先生との関係は、必ずやその他大勢の関係を超え、自分自身の宝物になるに違いありませんから。
是非、お試しあれ。
私たちは、一人一人が見たいようにものを見て、聞きたいように聞き、感じたいように感じています。
ですから、しっかりと真意を伝えたい時は、なるべく少人数で、出来れば一対一で向き合うことが理想です。
それを、そばでオブザーブしている人がいれば、双方の話を客観的に捉えることが出来るので、大きな学びになります。
相手に想いを伝える時は、ベースに「相手のため」といった信念や、「愛」の溢れる自身の在り方がある程に、互いの理解が深まり、魂の重なりが増します。
私たちの意識はこの世界に投影されています。
私たちは「1人1人が違う夢」を見ているようなものなのです。
先ほども書きましたが、一人一人が自由にものを見、聞き、感じているのです。
そして、この世界がどのように見えているかは、「心(意識)の健康状態」を表しています。
話が噛み合わない時、それは互いの心の健康状態の差を表しているとも言えるのです。
善し悪しで考えるのではなく、栄養、滋養の過不足のような感じです。
心の栄養は、「愛」や「利他」を軸に据え、自分本位からの脱却により大きく改善します。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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