さしあたる事柄のみをただ思え、過去は及ばず、未来は知られず。

『成幸の法則2021』12.25
Vol.1976
さしあたる事柄のみをただ思え、過去は及ばず、未来は知られず。
<中村天風>
私たちは時に「後悔」の念に苛まれます。
しかし、過去に下した判断はすべて100%正しいのです。
それを、「過去オール善」と言います。
すべてのことはベストのタイミングで起こるのが「成幸の法則=宇宙の法則」です。
その時は、起きて欲しくなかった出来事が、大きなきっかけになり、人生の舵取りに本氣で向き合うようになった人は数多(あまた)いるのです。
そして、いつの間にか歳を重ね、今日という日は、今までの自分の中で「最年長の自分」です。
ということは、様々な経験を通して一番学びを深めている自分ということになります。
また同時に、今日という日は、「未来に向けては、もっとも未熟な最年少の自分」という事実もまた然り。
「人生は今日が始まり。昨日まではリハーサル、今日から本番。」と言われるのはそのためです。
 
未来に向けての今日という第一日目は、若者にとっても、年配者にとっても同じ最初の一日ということです。
 
だからこそ、若者も年配者も謙虚に、且つ大胆に、そして本氣で今日を生きることで、成幸への道が見えてきます。
即今(そっこん)という言葉があります。
禅の言葉です。
それは、「今という瞬間を大切にし、充実した生き方をする」と心に期して生きることです。
今日という日は、二度と来ません。
「今ここ」を「自分」として覚悟を決めて生きることこそ、「即今」です。
「即今」とは、今やらずにいつやりますか?ということなのです。
「即今」のあとに、「当処」「自己」と続きます。
「当処」は、ここでやらずにどこでやる?ということです。
また、「自己」は、自分がやらずに誰がやる?ということ。
今日という日を、「即今当処自己」という思いで生きて行きましょう。
「今、ここ、自分」です。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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