目の前の利害にとらわれると、根本をそこなうだけでなく、目の前の利益をもそこなう。
『成幸の法則2017』10.12
Vol.499
目の前の利害にとらわれると、根本をそこなうだけでなく、目の前の利益をもそこなう。
<中野重治>
目の前の利害に左右されるのが、人間の愚かな現実でしょう。
日本は社会的に豊かだと思っている人が今だに多いようですが、それはもはや幻影に過ぎません。
伴い、日本人の心も古き良き日本と比した時、だいぶ荒んでいるのではないでしょうか。
私たちはその只中にいますので、はっきりとそれを感じているわけではありません。
蛙が水の中でゆっくり熱せられると茹で上がって死んでしまうように、私たちは差し迫った危機もはっきり感じ取ることができずにいます。
目の前のことに一喜一憂し過ぎ、大きな視点を持つことを忘れています。
富裕層と貧困層の格差がこれだけ開いても、まだ自分は大丈夫と現実に蓋をし目を背けてしまう。
目の前の利益ばかりにこだわり、詐欺まがいのものに騙されていることにも気づけない。
北朝鮮の暴挙にもなすすべも無く、結局は大丈夫だろうと高を括る。
選挙にも積極的に参加しない。
過去百年の世の中の変化以上の変化が、今後のたった十年で起きると言われています。
便利になったことの陰で私たちが失わないようにしないといけないものは沢山あります。
目の前のことばかりを追うことの儚さをそろそろ感じ取りましょう。
健康も経済も日々の積み重ねが将来の自分を作ります。
向き合い方でその土台の力は格段に変わるのです。
その場しのぎや臭いものに蓋をするような生き方から大きく舵を切りましょう。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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