こころの怒りを絶ち、おもての怒りを棄て、人のたがふを怒らざれ。

『成幸の法則2022』2.4
Vol.2017
こころの怒りを絶ち、おもての怒りを棄て、人のたがふを怒らざれ。
<聖徳太子>
現代は、「自律神経失調症」と診断されていなくても、自律神経が失調気味の人が、とても多いそうです。
人間関係や仕事のプレッシャーなどの精神的ストレスや過労、さらには光や音、温度、5Gなどの電波による身体的ストレスが原因です。
また慢性的な寝不足など、不規則な生活や偏った食事などが生体リズムを狂わせてしまい、それが自律神経の乱れにつながるのです。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」に分けられます。
 
交感神経は、車にたとえるとアクセルのようなものであり、血管を収縮させ、血圧を上げる働きがあります。
 
副交感神経は、ブレーキのようなものであり、血管をゆるませ、血圧を低下させる働きを持っています。
この自律神経のバランスが崩れると、感情が不安定になり、直ぐにイライラして怒りっぽくなったり、夜になると何故か不安が膨らんだり、鬱状態が続いたりと、大切な人生の「時間=命」を無駄にしかねません。
何かで思う通りにいかなかった時、自分の自律神経の様子を確認することができます。
思う通りにいかないから、イライラして怒りまで湧いてきた。
思う通りにいかなかったけど、相手を罵っても本来の目的は達成できないと、心を落ち着かせ解決策をさぐった。
前者は血圧まで上がり、判断力が著しく低下してしまいます。
後者で生きていきたいものです。
「そんなこともある」
「仕方ない」
そんなふうに思える余裕が、さらに、自律神経のバランスを整えます。
「仕方ない」と諦めることは決してネガティブではなく、氣持ちに区切りをつけて前へ進むための、最幸のリカバリーショットなのです。
氣持ちに区切りをつけることは、新たな次への第1歩を踏み出すきっかけです。
要は、常に未来志向で生きること。
起きたこと(過去)に、囚われ過ぎることなく、未来に目を向ける姿勢が自律神経さえもコントロールできる在り方なのです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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