あの人はこの世を去ったんじゃありません。 あの世へ行ったんでございます。
『成幸の法則2018』2.27
Vol.628
あの人はこの世を去ったんじゃありません。
あの世へ行ったんでございます。
<永六輔>
人は100%死を迎える。
それは一体いつの事なのか、まさに神のみぞ知る事だ。
私たちは日頃重篤な病気でもない限り、死を意識することはほとんど無い。
齢を重ね、自己の体の衰えを感じたりすることで、残りの人生の時間というものを意識し始めるのやもしれない。
そして、自分もいずれこの世から居なくなるのだが、周りの大切な人達も同じくこの世をあとにする時が来る。
あの世があるのかどうか、それは分からない。
魂は一体どこに行くのか、それも分からない。
ただ、いずれ死を迎えるその時に、どんな自分でいるか、その事はしっかり意識していきたい。
先立った親や先輩達への感謝をいつまでも忘れないことで、きっとより良いその瞬間を迎えられると思う。
お墓参りなどを通じて先祖の供養をすることも、今この世で精一杯生きるためには必要な感謝のしるしだと思う。
魂はきっとある。
そして、生命は連綿と繋がっている。
この体はいずれ亡骸となっても、お世話になった人への恩を忘れず生きてゆきたいものだ。
そうすれば、何かで行き詰まった時、きっと見えない力がきっと背中を押してくれる。
永六輔さんは、こう続けた。
「この世を去った」だと、二度と帰って来ることはないが、「あの世に行った」なら、帰ってくる可能性はまだ残っている。
これは、いつまでもずっと繋がっているという意味に違いない。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
0コメント