富には多くの利点がともなう。
『成幸の法則2018』8.22
Vol.791
富には多くの利点がともなう。それを否定する意見も数多いものの、確固たる説得力のあるものはいまだかつてない。
<ガルブレイス>
貨幣が発明され、世の中の進歩は加速したのですが、そこにはいい面と悪い面があります。
いい面というのは、貨幣は正義のためのツールであるということ。
悪い面は、格差の元凶のひとつであるということ。
正にコインの裏表です。
貨幣が正義であるというのは、こういうことです。
貨幣が生まれるまでは、物々交換により生活が営まれていました。
魚1匹と、イノシシ1頭。
革靴1つと、釣り竿1本。
交換条件が等しいのかどうか、モノサシがありません。
どちらかが損をしている可能性があります。
貨幣が発明されることにより、物や労働の価値を数値化するモノサシができました。
魚1匹は銅貨1枚。
イノシシ1頭は銅貨10枚。
この価値判定が正しければ、魚10匹とイノシシ1頭の交換が正義にかなっていることになります。
一方、貨幣が発明されたことにより格差が生まれたことは、言うまでもないでしょう。
現在の日本のサラリーマンが自由に使えるお金は、
男性平均:45,228円/月
女性平均:41,720円/月
(マイナビフレッシャーズより引用)
なんとたったの4万円しか無いのです。
他方、メリルリンチ証券が発表した「富裕層に関するデータ」によると、1998年時点で純金融資産100万ドル(約1億2,000万円)以上を所持する日本人は128万人いると集計されていましたが、2015年には272万人に増加しています。
お金に翻弄されるのではなく、お金をしっかりコントロールする生き方をしたいものです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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