順理則裕(じゅんりそくゆう)
『成幸の法則2019』4.15
Vol.1021
順理則裕(じゅんりそくゆう)
<渋沢栄一>
新1万円札の「顔」は、渋沢栄一に決まりましたね。
「日本資本主義の父」と言われた彼は、その生涯を通じて500社近い会社の立ち上げに関与しましたが、一大財閥をつくることはしませんでした。
その時代に必要とされているモノ・サービスを社会に提供すべく、次から次へと起業していったのです。
つまり、今で言うところの「シリアル・アントレプレナー」(連続起業家)です。
今日の名言は彼が創業した東洋紡株式会社の社是です。
順理則裕。
理に順(したが)えば、則(すなわ)ち裕(ゆたか)なり。
皆が求めることを真摯に追求する。
世の中が必要とすることを愚直に実現する。
そんな姿勢で日本が裕(ゆたか)に発展するための先頭を歩いていたことは歴史が証明しています。
私たちは彼の生きた遥か未来の現代に生まれ、当時とは比べ物にならないほど利便性が向上した社会に生きています。
その根底には、多くの先達の血の滲む努力があったことに感謝の念を忘れてはいけません。
しかし、その日本も今や制度疲労が溜まったせいなのか、超高齢社会への準備が甘かったのか、生きることがどんどん厳しくなりつつあります。
個人主義が横行し、人と人との繋がりまでもが希薄になりつつある現代。
そんな時代だからこそ私たちは絆を大切にし、仲間を尊重し、生きる上での理(ことわり)を重んじ、志を共にし、大きな夢を描いて生きるという意思が大切だと思います。
そして、力を合わせて裕(ゆたか)になりましょう。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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