人の短きを言わず。 己(おの)が長きを説かず。 人に施して思わず。 人から施さるれば忘れず。
『成幸の法則2019』9.4
Vol.1163
人の短きを言わず。
己(おの)が長きを説かず。
人に施して思わず。
人から施さるれば忘れず。
<人見家 家訓>
我が家には家訓があります。
本日はこちらを名言代わりに紹介させて頂きました。
子どもたちに、言葉もわからない位の小さな頃からお風呂の中で伝え続けてきています。
「人の短きを言わず。」
短所に目が行きがちですが、良いところに目を向けること。
悪口を言えば必ず自分に返ってくること。
当たり前のことです。優しさの根本は良いところを見つめる眼だと思います。
「己(おの)が長きを説かず。」
自慢より他慢。
威張らず謙虚に。
努力は必ず周りの目に留まります。
自分のことをあれこれ言うより、仲間のことを認め、褒め、讃えるのです。心を込めて。
これぞ他慢。
いずれそれが本人の耳に届きます。
喜びと信頼の幹が太くなります。
「人に施して思わず。」
例えば、親切にしたことは、自分から口に出さないこと。
相手のためにしたことは、すぐに忘れること。
少しでも、「あんなに尽くしたのに」などと思えば、恩ではなくなり欲となるのです。
かけた情けは水に流せ、です。
喜ぶ姿を見られたのなら十分なはずです。それ以上を求めないこと。
「人から施さるれば忘れず。」
私たちは、他人からしてもらったことはすぐに忘れてしまうものです。
今までにいろいろな人に助けてもらってきたのに、自分の力で何でもできたような気になっています。
しかし、よく考えると、あの人にも助けてもらった、あの人の一言で顔晴れた、などいろいろあるはずなのです。
感謝の気持ちは常に、そしていつまでも持ち続けたいものです。
私たちの存在は、今までの誰かの支えによって形作られているのですから。
受けた恩は石に刻め、です。
さあ、今日は改めて感謝の気持ちで周りの人を見つめ直してみましょう。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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