言葉は言う人によって、皆、意味が違ってくる。文字や言葉だけで、それが皆同じだと思ったら大間違いである。

『成幸の法則2020』2.2
Vol.1305
言葉は言う人によって、皆、意味が違ってくる。文字や言葉だけで、それが皆同じだと思ったら大間違いである。
<安岡正篤>
言葉とは、発する人の脳内の映像(イメージ)を相手に届けるもの。
そして受け取った人はその言葉から脳内に映像(イメージ)を作り出します。
伝える側の脳内の映像(イメージ) と、 受け取る側の脳内の映像(イメージ)を一致させることを目指すのが言葉です。
しかし、これがなかなか難しい。
結局のところ、どんなに言葉を尽くしても、受け取る側の解釈によって変わってしまうからです。
そう考えてみると、言葉にした時点で誤解が生じることは避けられない現実です。
極端に言えば、「ありがとう」と伝えても不快に思われてしまう場合もありますし、反対に「ばかやろう」と伝えて喜ばれる場合もあるということです。
どうして同じ言葉なのに解釈が変わってしまうのでしょうか。
これは、言葉とは別のことが影響しているからです。
真の意思の疎通のために大切なことは、「言葉にどんな想いを乗せられるか?」ということです。
相手のためを思い、相手に寄り添い、相手の喜びを念じて発せられた言葉は、必ず相手の胸の奥に届くでしょう。
それは、「理解」ではなく「共感」です。
「解釈」の問題ではなく、「感懐」の世界です。
言葉は、基本的にポジティブかネガティブのどちらかの解釈にしか受け取られません。
普段、言葉を発しない時にどんなことを考え、そして言葉を発する時にどんな気持ちを込められるかで、相手の受け取り方が変わってくるのではないでしょうか。
つまり、目には見えないプラスのエネルギーを言葉に乗せられるかどうか。
笑顔も大切。
感謝の想いも大切。
自分の利益のために発するのではなく、共益を念頭に先ずは相手の喜びを優先してみてください。
これは決して綺麗事ではなく、物事を成就する上でとても大切な在り方なのです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

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