昨日は歴史であり、明日は謎であり、今日は神の賜物です。だから、私たちは現在を“present”と呼ぶのです。
『成幸の法則2020』2.24
Vol.1327
昨日は歴史であり、明日は謎であり、今日は神の賜物です。だから、私たちは現在を“present”と呼ぶのです。
<ビル・キーン>
「今」こそが贈り物なのです。
その「今」を生きられることに感謝しない訳にはいきません。
私たち人間は苦悩をする動物ですが、苦悩の心の状態のときに起きる特徴は大きく2つあります。
1つは「自分中心の意識状態」。
そしてもう1つの特徴は、「今を生きていない」ことです。
美しい心の状態に整えるためには意識を過去や未来ではなく、「今、ここ」に向けることが大切です。
「今を生きていない状態」とは、意識が「過去」や「未来」ばかりに向かっている状態です。
仕事をしていても、人と話をしていても、「今朝起きたこと(過去)」や「明日やらなくてはいけないこと(未来)」ばかりに意識がいっています。
過去を回想したり、将来のことを案じたりしているこの状態では、必然的にネガティブな感情が生まれやすくなります。
注意が散漫になれば、仕事などのパフォーマンスが落ちます。
また、人のことが目に入ってこないので協力体制をつくるのが難しくなります。
何よりの問題は、何をしていても、ちっとも幸福感を感じられないことです。
ハーバード大学の2017年に行った2250人を対象にした調査によると、人は1日の起きている間の46.9%もの時間を、「今」ではなく、「過去」や「未来」のことを考えながら生きているそうです。
そして、過去や未来に意識がいっている割合が多い人ほど、幸福感も減少するのだと言います。
今を生きている状態は、五感が研ぎ澄まされます。
まわりの景色の変化に気がついたり。
ビルの間を吹き抜ける風を感じたり。
暖かい太陽の光を感じたり。
朝日に映える木々の緑のみずみずしさに気がつく事が出来るのです。
スイッチのオン・オフが切り替わり、充実感を持って志事に向かうことが出来ます。
周りの人とも自然とポジティブな気持ちで接することができます。
未来は大きく描き、過去を滋養にし、今を美しく生きましょう。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お
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