老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ。

『成幸の法則2020』6.14
Vol.1438
老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ。
<煉獄杏寿郎>
そもそも「儚い」とは、どういうことなのでしょう。
それは、長続きせず、消えやすいことです。
儚いものには、蜉蝣(カゲロウ)のようにか弱いものが多いので、美しいと言われることが多いのです。
松尾芭蕉の、
「やがて死ぬ けしきも見えず 蝉の声」という句の前には、「無常迅速」と書き込まれています。
「無常」とは、常がない、続かないということですが、ここでは死のことを「無常」と称しています。
人はあっという間に死んでいくということを、無常迅速というのです。
この松尾芭蕉の句は、蝉にたとえてありますが、実は人間の命の儚さを詠っています。
今では人生100年と言われるようになりました。
それは、長いようで、大宇宙の歴史からすれば、一瞬の儚いものです。
地球の46億年の歴史を1年とすれば、多細胞生物が生まれたのが9月27日、魚が現れたのが11月20日、
爬虫類が12月3日、ほ乳類が12月13日、そして人類の祖先猿人が生まれた250万年前は、12月31日午後7時、ホモサピエンスが生まれた20万年前は、12月31日午後11時37分だそうです。
そして、産業革命が始まった250年前は、12月31日午後11時59分58秒です。
大宇宙の歴史と比べれば、明らかに人間の命は一瞬の儚いものなのです。
一生の間、どんなに凄い功績を挙げたとしても、夢のように儚く消えていきます。
実際に臨終の実感としては、
「あっという間の人生だった」
「夢のような人生だった」
と言う人が殆どなのです。
最期、死んでいく時には、全てが夢・幻のように儚く消えてしまい、持って行けるものは何一つありません。
ならば、小さな我欲に固執することなく、「この人生悔いなし」と思えるような本氣な生き方をしたいものです。
そして、そんな人と人生を共にしたいものです。
本氣な人はこの指と~まれ!!
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お

0コメント

  • 1000 / 1000